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【シムド】

  • SIMD

 複数のデータに対して、一度の命令で同じ処理を行う技術。あるいは、そういう方式。これを使うと、映像や音楽などのデータを効率よく扱うことができる。

 映像や音楽といったマルチメディア系のデータを扱うときは、同じ命令を繰り返し実行することが多い。といっても、パソコン(CPU)内部での話で、パソコンを使っている人が何度も命令を出すわけではない。むしろ、パソコン(CPU)内部で延々と同じことが繰り返されているあいだ人間が待たされたりする。

 で、どうしたら効率よく処理できるか、ということで考え出されたのがSIMD(シムド)だ。これは、Single Instruction Multiple Data の略。

 よく使われる例え話で説明しよう。学校の体育の授業を思い浮かべてほしい。校庭に生徒が整列している。そして全員を右に向かせたい。

 従来の方法だと、先生が生徒一人一人に順番に「右を向きなさい」「右を向きなさい」と声をかけていた。これだと、最後の一人が右を向き終わるまで時間がかかる。これに対してSIMDは、先生が全員に向かって一斉に「右向け、右」というのと似ている。この方が、はるかに効率がいい。

 といっても実際のSIMDは、一度に何十個ものデータに命令を出せるわけではない。データの大きさにもよるけど、一度に8個とか16個までといった制約がある。しかし、それでも大幅に効率アップできる。

  実際にSIMDを使った技術としては、MMXテクノロジやSSE2(ストリーミングSIMD拡張命令2)などがある。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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