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【コンテキスト・アウェアネス】

 コンテキスト・アウェアネスを元の英語で書くと Context Awareness で、Context を「コンテクスト」と読み書きすることもある。

 Context は「前後関係」とか「文脈」「状況」といった意味。awareness は「気づいている」といった意味。つまり、Context Awareness は「状況の変化に気がついている」くらいの意味だ。

 人間は、たとえば「寒くなってきた」とか「照明が消えて暗くなった」とか「モノが移動した」なんてことを自然に感知できる。だけどコンピュータは、温度や明るさのセンサーが組み込まれていないと認識できない。モノの移動の場合、最初の状態と移動した状態を比較しないと動いたことを把握できない。

 ようするに、人間にとっては当たり前の簡単なことでも、それをすべてコンピュータに認識させて覚えておいてもらうのは大変なこと。で、これができている状態をコンテキスト・アウェアネスという。

 なんで、そんなことが必要かっていうと、今、あらゆるものに ICタグをつけて管理し、状況を把握しようという動きが進んできる。これが実現した状態を、ユビキタス・コンピューティングという。コンテキスト・アウェアネスは、このユビキタス・コンピューティングを実現するための基礎なんだ。

 その利用範囲は、とてつもなく広い。コンテキスト・アウェアネスをベースにしたユビキタス・コンピューティングが実現すると、日常生活が快適になるだけでなく、交通渋滞や犯罪が減ったり、健康や食品の安全管理のレベルが上がったり、環境やエネルギーの問題が改善されたり、とにかく世界が変わる。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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