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【クローキング】

 検索サイトの表示順位を上げるために行う不正な操作のひとつ。

 ある検索サイトで検索した際、自社サイトが上位に表示されるか否かは重大な問題だ。特に、ネットビジネスをやっていると、それが売上に直結したりする。

 そのため、いろいろな会社が自社サイトの表示順位を上げる工夫をしている。これを SEO という。そして中には、不正ともいえるような方法で表示順位を上げようとする人がいる。クローキングも、そのひとつだ。

 表示順位は、重要と思われるページほど上位に表示するのが基本。判断基準はいくつかあるけど、そのひとつはウェブページの中に重要なキーワードが自然なかたちでたくさん含まれていること。

 たとえば、本文の中に「自転車」という言葉が何度も出てくれば、そのサイトは自転車について詳しく語っていると判断される。ただし、意味もなく「自転車 自転車 自転車」と書き連ねると、それは順位を上げるための不正な操作と判断されて順位を下げられる。

 大手検索サイトは、クローラーと呼ばれる特殊なプログラムで世界中のウェブサイトを巡回して、そのデータを集めている。そして、それを分析して表示順位を決めている。

 そこでクローキングだけど、まず自社サイトに接続してきた相手の IPアドレスなどを確認して、相手がクローラーなのか普通の閲覧者(人間)なのか判断する。そして、相手がクローラーだったら、クローラー向けに用意したキーワードの多いページへ自動的に誘導する。

 その結果、このサイトには重要なキーワードがたくさん含まれているので重要なサイトに違いないと、検索サイトのコンピュータに勘違いさせる。その結果、検索結果の上位に表示されるよう仕組む。ところが、一般の人がアクセスしてきた場合は違った内容の、本来見せたいウェブページが表示される。

 こうした方法は、大手検索サイトでも不正と考えられていて、発覚するとサイトごと登録を抹消されたり、極端に表示順位を下げられたりするといわれる。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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