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【エンタープライズ・アプリケーション・インテグレーション】

  • EAI

 これは、基本的には業務用ソフトの種類を表す言葉。単体のパソコンで使うものではなく、企業内のいろいろなコンピュータ・システムをより効率的に使うためのソフト。

 企業の中には、たくさんのコンピュータ・システムがある。たとえば、財務管理システム、商品管理システム、販売管理システム、生産管理システム、人事・給与管理システムなど。さらに取引先と、商品や部品の受発注システムを組んでいるケースも多い。

 こうしたシステムは、通常、部署ごとに仕事の内容に合わせて導入されてきた。そのため、あるシステムは大型コンピュータ、別のシステムはワークステーションやパソコンを組み合わせたLANといった具合に、コンピュータの種類もソフトの種類もバラバラなことが多い。

 その結果、販売管理システムと受発注システムを連携できれば便利なのに、なんて思っても簡単には実現できなかった。この場合、従来はふたつのシステム間でデータを交換したり変換するソフトを個別に開発するのが一般的だった。

 ところが最近になって、いろいろなシステム間でデータ交換や変換ができるソフトウェアが登場してきた。これが、Enterprise Application Integration(エンタープライズ・アプリケーション・インテグレーション)で、EAIと略すことが多い。

 EAIは、いろいろなコンピュータ・システムの間で通訳の役割をするソフトだと考えれば分かりやすい。以前は、特定のシステム間だけ翻訳できる通訳ソフトしかなかった。しかしEAIは、さまざなまシステムに幅広く対応できる通訳ソフトのようなもの。

 たとえば、日本、アメリカ、韓国、中国で国際会議をするとき、それぞれ2カ国語に対応した通訳を雇うと6人必要になる(日=英、日=韓、日=中、英=韓、英=中、韓=中)。しかし、ひとりで4カ国語を理解できる通訳がいれば効率的だ。

 EAIも、このようにたくさんのコンピュータ・システムに対応できるわけだけど、通訳の例でも分かるように、それだけ実現が難しい。それが最近、ようやく普及してきた。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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