【インバーター】
インバーター(inverter)は本来、「逆にするもの」といった意味。しかし電気技術の世界では、直流の電気を交流に変換する装置をインバーターという。
普通の AC電源は交流で供給されている。しかし、多くの電気製品は直流で動作するため、交流を直流に変換する装置を必要とする。この装置を、コンバーターという。インバーターはコンバーターの逆で、直流を交流にする。
ただし実際には、AC電源から供給された交流の電気を一旦、直流に変えて、それをさらに適当な周波数の交流電気に戻す装置をインバーターと呼ぶことが多い。
なぜ、そのような操作が必要なのか。
たとえば、洗濯機、冷蔵庫、エアコンなどはモーターの回転で制御されている。しかし交流電気に対応したモーターは、電気の周波数に応じた回転しかできない。つまり、東日本では 50Hz、西日本では 60Hz に対応した回転に固定されてしまう。
そこで一旦、直流にした電気を、そのときどきに必要な周波数の交流電気に変換すれば、最適な回転数に調整することができる。「インバーター機能内蔵」とうたっている電気製品は、こうした機能を持っているという意味だ。
あるいは、蛍光灯はチラツキを抑えるために高い周波数の交流電気を必要とする。そのため、やはり一旦、直流にした電気を周波数の高い交流電気に変換して使っている。蛍光灯は、そのための機能を内蔵していていて、インバーター装置とかインバーター回路と呼ばれている。
また現在は、液晶ディスプレイなどのバックライトに冷陰極管と呼ばれる蛍光灯に似た装置を利用している。そして、その点灯のためにもインバーター回路が使われている。
用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修



















































































