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【アイテニアム】

  • Itanium
  • Merced
  • マーセド

 アイテニアムは、アメリカのインテル社とヒューレット・パッカード社が共同開発したCPU。主に、サーバーやワークステーションといったパソコンより上位のコンピュータ向けで、2000年後半に登場した。ただし、正式に発表されたのは2001年5月、出荷は6月からだった。

 マーセド(Merced)は、アイテニアムの開発コード名(仮の名)。長くこの名前で呼ばれてきたけど、1999年10月に Itanium(アイテニアム)という名称が発表された。

 アイテニアムの最大の特徴は、処理できるデータの単位が64ビットになること。現在のパソコン用のCPUは、ほとんどすべて32ビットという単位でデータを処理している。これに対してアイテニアムでは64ビット、つまり 0 と 1 が 64個並んだ状態でデータを処理できる。

 要するに、一度に扱えるデータの桁数が2倍になる。その結果として扱えるデータの種類は、2倍ではなくて2乗になる。といっても、この程度の説明で意味を理解できるのは専門家だけだと思う。とはいえ、飛躍的に高性能になることは間違いない。

 このような仕組みを、IA-64アーキテクチャといって、これから数世代にわたって64ビットCPUが開発されていく見込み。アイテニアムは、その最初の製品になる。これまで長く32ビットCPUの時代が続いてきたので、コンピュータの世界では、かなり大きな世代交代といえる。

 ただし、64ビットCPUを使うには、CPU以外の部品やソフトも64ビットに対応している必要がある。そのため、たとえば2001年の秋に登場したウィンドウズXPにも、64ビットエディション(Windows XP 64bit Edition)が用意されている。

 なお、2002年7月には後継版のアイテニアム2が登場している。また、この他のインテル製CPUに関しては、インテルのページから参照してほしい。

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用語解説:下島 朗(株式会社エントラータ)監修

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