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IoT

「第1回 八子クラウドナイト~クラウドと繋がる身近なデバイス~」参加&運営レポート

2017.09.12

中山 幹公

マーケティング・事業開発担当ディレクター
技業LOG運営スタッフ

中山 幹公

さる2017年7月14日金曜日の夜、「第1回八子クラウドナイト」という勉強会が行われました。

八子クラウドナイトとは何か、少々長くなりそうな気がしますが解説が必要でしょう。
「八子(やこ)」とは、日本のIT業界を代表するエバンジェリスト/コンサルタントの一人である、八子知礼(やこ とものり)氏(現:㈱ウフル専務執行役員/IoTイノベーションセンター所長)のことで、これは八子氏が主宰している勉強会です。「第一回」となっていますが、これは「ナイト」、つまり平日夜の開催が第一回なのであって、通常は「八子クラウド座談会」として土曜日のお昼に開催しており、東京ではすでに23回開催しています。なお、大阪でもこれまでに6回開催しており、大阪の会は、私がNTTコミュニケーションズの大阪拠点に2013年に赴任したことをきっかけに、八子さん及び、eBASE株式会社取締役の窪田さんと一緒にスタートしました。そんな訳で、私自身もこの「八子クラウド座談会」の幹事グループの一人であり、今回の「第1回 八子クラウドナイト」についても運営側でもあります(といっても、東京の幹事グループのメンバーは人数も多く、みな働き者なので私はあまりやることがないのですが。。。笑)

「八子クラウド座談会」のそもそもの成り立ちについてはまた別途お話するとしまして、今回の「第1回八子クラウドナイト」は、私と同じく幹事グループの一人である、フォルシア株式会社の三村さんより新宿の本社会議室(昨年春に完成したばかりの新宿ミライナタワーです!)をお借りしての開催でした。ちなみに、フォルシア様はサイト内検索のプラットフォームである「Spook」を展開されております。
なお当日のアジェンダはこんな感じです。

http://eventon.jp/7712

さて、ようやく今回のテーマですが、「クラウドと繋がる身近なデバイス」と題して開催したのですが、このタイトルでみなさんどんなデバイスを思い浮かべるでしょうか。クラウドとつながるデバイスと言うと、PCやスマホももちろんそのひとつなのですが、最近のIoT時代の到来とあわせて、もっと多種多様な「モノ」がクラウド/インターネットとつながり、私たちのビジネスや暮らしの役に立つというケースが多く出てきていますよね。今回は、そんなデバイスに着目して、先端を走るいくつかのデバイスを提供している会社からのプレゼンテーションによりインプットを頂き、参加者全員で、デバイスの視点でIoTやクラウドのビジネスを考えてみようという主旨です。

トップバッターのプレゼンテーションは、Netatmo 日本代表の瀬戸 和信氏です。「Netatmo」は、周辺の気温、気圧、二酸化炭素濃度、騒音レベルなどを計測し、スマホアプリと連動して可視化してくれる気候データセンシングデバイスです。様々な使い方があるのですが、面白いのはこれらのデータにより「仕事に集中できる度合い」がわかるというものです。オフィス、自宅、カフェ、公園等で計測した結果、カフェが最も集中できるという結果が出たそうです。確かにそうかもしれませんね。私もいまこの原稿はカフェで書いています(笑)。

次のプレゼンは株式会社ロジクールの黄氏による「Jaybird」のご紹介です。ロジクールさんと言えば、マウスとかPC周りのデバイスでご存知の方が多いでしょう。最近は「スポットライト」というプレゼン用デバイスが話題ですね。八子さんも当日使っていました。ですが、今回ご紹介頂いたのはスポーツ用のワイヤレスイヤホンでした。これもサウンドアプリを通じクラウドとつながり、スポーツ中に、自分好みにカスタマイズした高音質でクリアな音楽が再生可能になっています。

そのあと、防犯カメラのセーフィー株式会社さんが続き、次に「MaBee」という非常にユニークな製品を展開されているノバルス株式会社COOの立山さんのプレゼンでした。この「MaBee」は単四の乾電池を単三乾電池の形をしたデバイスにくるみ、電池の出力をスマホアプリでコントロール可能にし、単三乾電池で使える様々な製品の出力を自在に操作できるという製品です(わかりますかね?)。面白いアイデアですよね。様々な使い方がありそうです。

そしてインプット時間の最後は、主宰者の八子さんから最近はまっているという「Fitbit」についてのプレゼンです。八子さんは「Japan Fitbit User Group (JaFUG)」の運営メンバーでもあるんです。ほんとに八子さんのアグレッシブさには感嘆します。
ところでみなさま「Fitbit」はご存知でしょうか。リストバンド型のIoTデバイスなのですが、一日の歩数、移動距離、消費カロリー等のバイタルデータをログとして残すとともに、さらにはこれをつけて寝れば睡眠状態も把握できるんです。スマホアプリと連動し、個人個人の健康管理等に役立てるためのデバイスです。そしてこのデバイスの日本のユーザコミュニティがJaFUGという訳で、現在200名以上参加しているそうです。プレゼンでは八子さん個人のバイタルデータを開示し、とても面白く自己分析されていましたが、もろに個人情報ですので内容は割愛しましょう(おそらくご本人はここでも開示OKと言ってくださるかもしれませんが 笑)。

かくしてインプット時間が終わりました。普通の勉強会ならここで終了となるところですが、八子クラウド座談会が他と違うのは、いくつかのチームに分かれて、これまで聞いたプレゼンの内容を踏まえたディスカッションを行い、設定されたテーマに対しチームの意見を発表する「ワークショップ」があることです。これがあることで、傍観者的な参加者は少なくなりますし、インプットにも集中できるんです。
今回のワークショップのテーマは「こんなデバイスとクラウドでこんなことしたい」についてみんなで考えようという趣向でした。この技業LOGの読者の皆さんもぜひ考えてみてください。当日は、傘や眼鏡、飲み屋のコースターや箸等様々なデバイスをIoTデバイス化して・・・という話や、いろんなデバイスがクラウドにつながると、必要な目的に沿ったデバイスからのデータをアグリゲーションしてレポートしてくれるようなサービスも出てくるのではという話も出ていました。これはAIの領域ですかね。

ワークショップが終了しても、座談会はまだ終わりません。最後に一人3分のLightning-Talkの時間です。パナソニックソリューションテクノロジーの松田さん、会場をご提供いただいたフォルシアの洲巻さん、そしてPC大手のレノボ・ジャパン株式会社の代表取締役社長 留目さんがプレゼンされ、最後に私 中山がトリを務めました。

私からは、8月23日にプレスリリースした、IoTウェアラブルみまもりサービスの「みまもりがじゅ丸」を少し先出しでご紹介しました。
http://www.nttpc.co.jp/press/2017/08/201708231500.html

このサービスは、トラックやバス等の運転手さん、警備員さん、建設業等の屋外作業従事者の皆さん等にリストバンドをつけていただき、スマホアプリと連動して脈拍数等のバイタルデータをクラウドに上げ、本部等において装着者全員の健康状態を把握するサービスです。これにより装着者の方々のクリティカルな健康被害を防いだり、日々の健康管理に役立てたり、さらには健康起因の事故や二次災害等も防ごうというものです。ちょうど夏真っ盛りの暑い時期。熱中症のリスクと隣り合わせでお仕事をされている皆さんには心強い味方となると思います。
おかげさまで、様々な業態の企業様から多数のお引き合いを頂くとともに、「こういう用途で活用したい」「もっとこういうデータも取りたい」等というアイデアも多数頂いています。
今回、NTTPCからは、リストバンド、スマホ及びスマホアプリ+SIM、管理者向けダッシュボード、クラウド環境を一気通貫で提供するのですが、それを1IDあたり月額2,000円(税別)の「サービス」として提供するというのが私どもNTTPCの特長です。ただしダッシュボードのAPIも提供しますので、様々なサービス事業者やデバイスベンダーの方とのコラボレーションも可能と考えています。

詳しくはこちらのページをご覧下さい。
「みまもりがじゅ丸」サービスページ

ところで、なぜこのサービスの名称中に「がじゅ丸」というワーディングがあるか。ガジュマルとは熱帯地方に分布する樹木なのですが、花言葉があり、それが「健康」ということから名付けています。サービス利用者の健康を願う弊社社員のアイデアです。

そして、私のLightningTalkの締めとして、そのあとの懇親会のご案内もさせて頂きました。なぜかというと、懇親会場のお店の名前がなんと「がじゅまる」だったからなんです!偶然なんですが、プレゼンを聞かれた方は私の仕込みだと思った方も多かったようです(笑)。
お店のがじゅまるは、沖縄料理のお店で、座談会終了後スタートですのでもう22時半を回ってからの開始でしたが、たいそう盛り上がりました!!

これから、クラウドと繋がる様々なデバイスが出てきて、それを利用した「サービス」も増えてくるでしょう。私どもNTTPCはこの「みまもりがじゅ丸」をはじめ、様々な「IoTサービス」を多様な事業者のみなさんと協業・共創しながら提供していきたいと考えています。これからもぜひご期待ください。