駐輪場の監視を「セキュアカメラクラウドサービス」で
システム運用。省力・低コスト化を実現

日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社さま

  • #業務効率化
  • #コスト削減

監視カメラ映像をクラウドに保存。現場のシステム運用を省力・低コスト化

日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社さま
  • 効果
    コスト削減|業務の効率化|拡販ツールとして利用
  • 導入サービス
    セキュアカメラクラウドサービス

駅前やショッピングセンターなどに設置されている電磁ロック式の駐輪ラックを利用したことがある方も多いでしょう。日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社さまは、日本全国で約919(2012/2/29現在)箇所、約24万台分の電磁ロック式駐輪場の運用管理をしています。

駐輪場管理の悩みの1つは、盗難などの犯罪や、事実と異なるクレームにどう対応するか。その答の1つがカメラによる監視です。しかし従来からのカメラ監視システムには、映像保存と運用保守に大きなコストがかかっていました。これを改善し、より安全かつ低コストで駐輪場管理実現のために同社が選んだのは、NTTPC社の「セキュアカメラクラウドサービス」でした。

課題と成果

お客さまの課題
  • 監視カメラと映像記録装置の運用管理のコストが高い。
  • 駐輪場でのクレームや犯罪行為等の事実確認が困難。
  • 限られた人数で複数現場の一元監視が難しい。
  • 現場が遠距離の場合、本部だけでの映像監視では限界がある。
成果
  • 異なる映像サイズをクラウド側とカメラ側に保存する仕組みを活かし、遠隔地からでも高画質映像がチェック可能に。
  • 高画質な映像で人物や機器操作の詳細が把握可能に。
  • サポートセンターでの集中管理が可能に。
  • タブレット端末やスマートフォンからの監視や客先営業での利用が実現。

導入の背景

セキュリティ確保のための課題

日本コンピュータ・
ダイナミクス株式会社
執行役員
パーキングシステム事業部
 事業部長
上田 晋太郎さま
日本コンピュータ・
ダイナミクス株式会社
パーキングシステム事業部
システム開発課 課長
後藤 拓也さま

「お客さまを装い駅前の商業施設に駐輪してしまう人が多く、本来のお客さまの駐輪スペースがなくなる状況が全国各地で起きていました。その問題の解消をすることが、自転車の活用機会を増やして環境負荷の軽減にもつながると考えたのがこの事業の始まりです」と語るのは同事業部事業部長の上田晋太郎さま。

自転車は最も少ないエネルギーで移動できる"エコ"な乗り物。環境を守り、快適な生活と街づくりを実現するというパーキングシステム事業部のコンセプトは、事業スタート当初に生まれ、今に至るまで引き継がれています。最近では、乗り捨て自由のコミュニティサイクル「ecoport」事業も拡大し、これら事業により年間に6万4362万トンのCO2 (杉の木の年間吸収量に換算して約450万本分)を削減できると試算されています。

同社が運用管理する駐輪場は、大部分は迷惑駐輪を防ぐことが目的。多くのケースで数時間の駐輪は無料、それ以上の長時間駐輪に課金する方法をとっています。ところが「利用者のなかには他人の自転車を盗ろうとしたり、精算時に不正な行為をしたり、他人の自転車を自分のものだと言い張り、サポートセンターにロック解除を依頼するケースもあります」と上田さま。

不正行為の防止には、人間による監視だけでは限界があります。そこで監視カメラシステムを導入しましたが、それでも問題がありました。

その問題とは、長期間の映像保管のための大容量ストレージ装置の準備・運用です。現場個別に高価なストレージ装置を用意し、防水筐体への収納などを施工・設置するだけでなくその運用も考慮する必要があります。現場個別に映像記録するだけでは再生が必要な際は現地に出向く必要があり、適切な対応が迅速にとれないことから、サポートセンターで映像を集中監視・管理し、効率的な対応を行うことも求められていました。

導入の経緯

サポートセンターでの集中管理を実現。しかも高画質映像が
「フレッツ・アクセスサービス」で見られる点に注目。

そんな悩みを抱えていたとき、同社はあるイベントでNTTPC社の「セキュアカメラクラウドサービス」に出会い「ネックになっていた運用管理コストを解決するサービスだと感じました」と上田さま。

同サービスなら、サポートセンターの管理端末からチェックしたい映像を検索し、必要な映像だけダウンロードが可能。映像チェックが必要な際、現場に出向く必要がなくなりました。

さらに「フレッツ・アクセスサービス」を利用および閉域ネットワークを利用する点にも注目されました。通常メガピクセルの映像を「フレッツ・アクセスサービス」で見るのは帯域面を気にしますが、「セキュアカメラクラウドサービス」ではこの点を解決しているので、ネットワーク経由でも高画質な映像が確認可能です。又、インターネットではなく閉域ネットワークを使っているので、情報漏えい等の対策にも十分に対応しています。これによって、不正利用者が言い逃れできない事実を克明に再現できるようになります。

セキュアカメラクラウドサービス 導入の経緯 概要図

「加えて、対応するカメラも魅力でした」とシステム開発課の後藤拓也さま。「少数のカメラで監視する場合、モータで回転するカメラを使います。しかし機械駆動部分があると故障が多いのが現実。360度を見渡せる超広角小型カメラが利用でき、少ない台数で十分な監視ができるうえ、固定式で故障が少ないところが気に入りました」と後藤さま。

さらに同社では、映像記録を再生するだけでなく、リアルタイムなライブ映像による監視も行っています。「ライブ映像ではズームが必要なこともあります。デジタルズームできれいな映像が撮れるので、顔や手元の操作など細かいところまで確認できるところも評価しました」と後藤さま。

導入の効果と今後

モバイル機器を利用した監視や営業活動にもメリット大

「セキュアカメラクラウドサービス」は、こうした期待に十分に応えることができました。 「他にも安価にできる方法があるかもしれません。しかしこのサービスはコストに見合う良さがあり、将来的には全部の現場に備えたいと考えています」と上田さま。

また同社ではクラウドに接続さえすればどこからでも監視ができることに着目し、新しい使い方を発見しています。

「モバイルPCやメディアタブレットなどでも、監視映像が確認できるところが大事です」と上田さま。「新規の駐輪場設置のための営業活動には、パーキングシステムのイメージを先方に正確にご理解くださる必要があります。営業の現場でモバイルデバイスから監視映像をご覧になることが可能になったことで、説得力のある交渉ができるようになりました」と上田さま。

また、「ecoport」事業では、人気のあるサイクルポートに自転車が偏る傾向があるとのこと。これに対しても同社ではトラックで運搬し、その場所に合わせて適正台数を配置し直す作業をしています。「各駐輪場の状況を、トラックに乗ったスタッフが確認できるので、効率よく適正な配置作業が行えるようになります」と上田さま。さらに「ecoport」のリアルタイム映像を会員向けにWebで公開して、利用を促進することも予定されています。

自転車の活用による"エコ"な街づくりに貢献する同社の活動を、NTTPC社の「セキュアカメラクラウドサービス」がこれからも支えます。

会社概要

日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社

ITコンサルティングや、システムインテグレーションサービス、アプリケーション保守・運用など、ITソリューション企業として著名。パーキングシステム事業部では、エコロジーと快適に生活できる街づくりの視点から、自転車駐輪場運用管理システム「EcoStation 21」と、登録者なら自由に利用できるコミュニティサイクル事業の「ecoport」を提供中。コンサルティングとともに駐輪場設置や運用管理を行われています。

  • 会社名
    日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社
  • 本社
    〒141-0031 東京都品川区西五反田四丁目32番1号
  • 設立
    昭和42年 (1967年)3月16日
  • URL

この記事で紹介しているサービスはこちら

セキュアカメラクラウドサービス®

データセンターのサーバーに記録し、一拠点で複数拠点の画像閲覧などができるクラウド型のネットワークカメラサービス。

関連するキーワード

    お気軽にご相談ください

    • 「フレッツ」等は、NTT東日本、NTT西日本の登録商標です。
    • 「セキュアカメラクラウドサービス」「Master'sONE CloudWAN」および「WebARENA」は、NTTPCコミュニケーションズの登録商標です。