ネットワークアプライアンスのサポート終了に伴い
本社と各拠点間のVPN通信をSD-WANベースに移行し
低コストかつ安定した運用を実現。

株式会社 虎屋さま

  • #業務効率化
  • #ネットワーク構築
  • #コスト削減

営業の方が親身になって当社の要望に応えるべく、
しっかりと寄り添ってくれたことに感謝しています。

株式会社 虎屋さま
  • 効果
    オンプレミスのアプライアンスからの移行
  • 導入サービス
    Master'sONE CloudWAN®セキュアパッケージ

課題と成果

お客さまの課題
  • ネットワークアプライアンスのサポートが2020年に終了
  • 後継のアプライアンスモデルは互換性がなく設定の引き継ぎが困難
成果
  • オンプレミスにこだわらず、ゼロベースで見直した結果、SD-WAN方式を採用してスムーズな運用を実現
  • 稼働から半年以上経過してトラブルゼロ
  • 拠点の移転作業などを効率化(見込み)

羊羹で有名な株式会社虎屋さまでは、拠点間のVPN接続に使用していたネットワークアプライアンスのサポート終了に伴い、ネットワークの更改を検討。NTTPCの「Master'sONE CloudWAN®セキュアパッケージ」を採用、安定したネットワーク運用を実現されています。

背景と課題

ネットワークアプライアンスが終息を迎え更改が必要に

虎屋さまというと羊羹の印象が強いですが、簡単に歴史を紹介してください。

  • ご担当者さま

    虎屋の創業は室町時代後期と考えられており、後陽成天皇の御在位中(1586〜1611)より、御所の御用を勤めています。明治2年(1869)東京遷都にともない、天皇にお供して、京都の店はそのままに東京にも進出、現在に至ります。

ITへの取り組みを簡単にご説明ください。

  • ご担当者さま

    当社がIT化に本格的に取り組み始めたのは1989年のことでした。御殿場工場の新建屋建設をきっかけに生産物流システムや原価管理システムの強化を進め、さらに1992年からは、新たに策定した「2001虎屋ビジョン」に向けて、販売、物流、生産などの情報の一元化を図ってきました。
    そののち、1999年10月に、社内LANの整備、ウェブサイトの開設、および、お客さま相談センターへのCTI(Computer Telephony Integration)導入を行い、翌2000年11月には「とらやオンラインショップ」を開設しています。
    現在、従業員数はおよそ1,000人ですが、工場の生産ラインで働く人などを除くと、社内でパソコンを使う従業員は200人から300人程度です。ネットワークとしては、本社、東京工場、御殿場工場、一部直営店などをVPNで結ぶとともに、全国の百貨店などの売り場およそ60ヶ所と本社とをVPNで結んでいます。

今回、虎屋さまでは、拠点間通信用にNTTPCの「Master'sONE CloudWAN®セキュアパッケージ」を導入されましたが、どのような課題があったのでしょうか。

  • ご担当者さま

    これまでは、ファイアウォール機能やVPN機能を備えたネットワークアプライアンス製品をオンプレミス(自社運用)として導入し、拠点間通信に利用していたのですが、2020年1月でメーカーのサポートが終了することになり、代わりの仕組みが必要になっていました。当初はメーカーの提案に従ってすでに設定してあるアプライアンスの後継モデルに入れ替えればいいだろうと簡単に考えていたのですが、新しいシリーズは従来品との互換性がなく、従来の設定を引き継ぐことが難しいことが判明しました。コストと時間を掛けて新たにインテグレーションを行う必要があり、それであればアプライアンス製品にこだわらず、他の手段も含めてゼロベースで検討してもいいのではないかと考えたのです。

どういったソリューションを検討されたのですか?

  • ご担当者さま

    まずは専用線を検討しました。VPNの暗号化・復号化処理が入らないため非常に高速にデータをやりとりできる点は魅力的でしたが、費用が上がってしまうことと、実際にそこまでの高速性は当社では必要ないと感じたため、候補から外しました。
    もうひとつ検討したのは、物理ネットワーク上にソフトウェアによって論理ネットワークを定義するSD-WAN(Software Defined Wide Area Network)を用いたソリューションです。これまではネットワークアプライアンスを使ってオンプレミスで運用してきましたが、将来的にはクラウドベースでの運用のほうが柔軟性が高いと考えたからです。
    SD-WANサービスを探していたところ、当社のコールセンターシステムで取り引きのあるNTTコムマーケティングから、NTTPCの「Master'sONE CloudWAN®セキュアパッケージ」を紹介してもらいました。ほかにも2~3社のSD-WANソリューションを検討しました。

解決とその効果

性能や機能を評価しMaster'sONE CloudWAN®を採用

いくつかのソリューションの中から「Master'sONE CloudWAN®セキュアパッケージ」を採用された理由を聞かせてください。

  • ご担当者さま

    ネットワークの性能や機能などで評価しました。「Master'sONE CloudWAN®セキュアパッケージ」はNTT東日本・NTT西日本のIPoE網とNTTPCの閉域ネットワークを使ってIPv6でVPN通信を確立しているとのことで、性能的には十分満足できるだろうと判断しました。
    また、開通までの時間が短いこと、エッジ装置だけを設置すればいいこと、コントロールパネル経由でユーザー側が設定を変更したりトラフィックの状況を簡単に把握できることなども評価しました。
    コスト的にも、5年間の運用で見積もった場合に、アプライアンスによるオンプレミス運用よりも安くできるとの試算も決め手になりました。また、NTTPCの営業の方が親身になって当社の要望に応えるべく、しっかりと寄り添ってくれたことも理由のひとつです。2019年6月に提案をもらい、同12月には構築と切り替えを完了しました。

具体的な運用方法を教えてください。

  • ご担当者さま

    赤坂の本社を中心に、東京工場、御殿場工場、京都工場、一部直営店などを「Master'sONE CloudWAN®セキュアパッケージ」で結び、営業データや生産データ、ファイル共有、グループウェアデータなどをやりとりしています(図1)。

    図1. 虎屋さまの拠点間ネットワークの概略構成

    一方、百貨店などおよそ60ヶ所の売り場に置かれているパソコンとは、本社からファイアウォールアプライアンスを介してインターネットVPNで接続しています(図1左上)。すべてを「Master'sONE CloudWAN®セキュアパッケージ」で結んだほうがネットワーク構成上はきれいになるのですが、全国の売り場を回ってパソコンの設定を変更するのは難しいため、販売店側のパソコンの設定を変更せずに運用できるよう、ファイアウォールの構築についても、NTTPCに協力してもらいました。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により、リモート勤務やオンライン会議なども増えているのではないでしょうか。

  • ご担当者さま

    そのとおりです。当初は働き方改革への対応などで20人から30人程度のテレワークに対応できれば十分だろうと考えていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で実際には200人ぐらいがリモートで接続する事態となり、ファイアウォールの負荷が上がり過ぎてしまうトラブルが発生しました。現在は対策済みです。

「Master'sONE CloudWAN®セキュアパッケージ」を導入していかがでしょうか。

  • ご担当者さま

    導入以来全くトラブルは発生していません。安定していますし、ネットワーク性能がボトルネックになることもなく、従来よりも若干高速になったほどです。「Master'sONE CloudWAN®セキュアパッケージ」はコントロールパネルからトラフィックなどを監視できます。他の業務もあるため常に見ているわけではありませんが、トラブルもなく安定した運用ができています。運用する立場としては安心でき、本当に助かります。

今後の展開

Master'sONE CloudWAN®の高い安定性に満足

今後の展望を教えてください。

  • ご担当者さま

    2015年の本社ビル建て替えに伴い、仮事業所にて勤務をしておりましたが、2020年10月に仮移転先より引越しを予定しています。「Master'sONE CloudWAN®セキュアパッケージ」は接続先の増減設もコントロールパネルから簡単に行えると聞いていますので、ネットワークに関してはスムーズに作業を完了できるものと期待しています。

最後に「Master'sONE CloudWAN®セキュアパッケージ」およびNTTPCへのご評価をお聞かせください。

  • ご担当者さま

    「Master'sONE CloudWAN®セキュアパッケージ」はとにかく安定していてノートラブルなところが気に入っています。システムをオンプレミスで運用してきた当社ぐらいの規模の企業も多いと思うのですが、移行は十分にお勧めできると思います。
    NTTPCに対しては、先ほども触れたように、当社の要望に寄り添ってくれたことに感謝しています。ネットワークの世界では、そこはうちの担当ではない、そのトラブルは別のところに原因があるのでは、といった対応をするインテグレータも時にはいますが、NTTPCは最後まで親身に対応してくれました。

会社概要

室町時代後期に京都で創業した和菓子の老舗。羊羹を主力商品とし、ほかに最中、焼菓子、干菓子、慶事用や弔事用の特注菓子などを提供している。国内外に約80店舗を有する。和菓子屋「とらや」の他、「TORAYA CAFÉ」、「とらや工房」などの別の業態も展開している。

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