導入事例

日本防蝕工業株式会社さま|ネットワーク|導入事例

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全国15拠点をNTTPCコミュニケーションズのIP-VPNへ切替、
懸念であった通信スピードのストレス軽減とネットワークコスト半減を同時に実現

日本防蝕工業株式会社さまは、金属の錆びを防ぐ「電気防食」技術のパイオニア。昭和26年の創立以来、50年以上にわたって、鉄構造物の防食設計・施行・管理、防食関連製品の生産にあたり、常に錆びと戦ってきました。国内外のエネルギー資源備蓄タンクやパイプライン、船舶、港湾設備、化学プラント、発電所など、多くの施設などが同社の先進技術によって劣化を抑制されており、長期間にわたって私たちの暮らしや産業を支えてくれています。

これまでの課題
  • 専用線 (128K)をアクセス回線にした既存IP-VPNの速度とコストに不満。
  • 通信データ量の増大に対応できるネットワークへのリプレースが必要に。
導入後の効果
  • センターには可用性の高いメガデータネッツ、拠点にはBフレッツ、フレッツADSLを利用することで、障害に強い高速ネットワークが実現。
  • ひと月のネットワークコストが100万円台から50万円台に半減。

背景と課題 ネットワークはISDNからフレームリレーへ、そしてIP-VPNへと発展

  • 経営企画部
    情報システムチーム
    鈴木 邦彦さま

同社が国内に展開する拠点は、北は北海道、南は沖縄まで、本社や支店などを合わせて国内16にのぼります。同社では、本社のオフコンやオープン系サーバーに情報資源を集中し、各支店などと結んだ基幹系業務処理や、グループウェアなどの利用を進めてきました。しかし、システムの利用頻度が高まり、通信する情報量が増えてくるにつれ、従来のネットワークに問題が起きていました。「それまでのネットワークのスピードの遅さと、コストの高さが課題でした」と、同社経営企画部情報システムチームの鈴木邦彦さま (以下、鈴木さま)は振り返ります。

同社が本社と拠点をネットワークで接続したのは1993年のこと。当時隆盛だったISDN網を利用して、その後約1年ですべての拠点を接続し、基幹系の伝票処理のオンライン化を実現しました。その後は一部をデジタル専用線に変更したり、その他地方拠点との通信回線をフレームリレー網に変更したりと、信頼性やスピードの向上を図りながらネットワークを活用してきました。

当時の同社は、オフコンのアーキテクチャに基づいたベンダ独自のプロトコルを利用していました。やがてインターネットが急激に一般に普及し始め、 IPが標準的なLANやWANのプロトコルとして認められていきます。同社においてもWebアクセスやメールなどのインターネット接続が求められるようになりました。

これにより基幹業務は従来どおりに行いながら、イントラネットを利用した社内コミュニケーションは大きく改善され、同時にネットワークコストは大幅に削減することができました。

従業員のリテラシー向上と同時に通信頻度が上がり、帯域が不足

ところが、この改善によって新たに課題が生じました。1つは従業員のITリテラシーが上がり、メールの使用が増えるとともに、画像データやCADデータなどの大きなサイズのファイル送信やダウンロードがかつてよりも頻繁に行われるようになったことです。当時は帯域が十分でなく、スピード面での不満を呼びました。  また低額とはいえ、本社インターネット回線 (フレッツ・ADSL 8M専用型)とプロバイダ料金、各拠点が接続するIP-VPN回線 (128kbpsの専用線をアクセス回線に利用)の料金を合計すると、ひと月におよそ 100万円超のコストがかかっていました。「よりスピードが速く、よりコストがかからないネットワークを探していました」と鈴木さま。

解決とその効果 大幅な増速を達成しながら、ネットワークコストは半額に

こうした課題が顕在化してきた2003年頃、折よく登場したのが地域IP網を利用して接続できる新しい形のIP-VPNです。Master'sONE IP-VPN (当時はCUNetsのブランド名)は、アクセス回線にフレッツ網を利用できるサービスを、他社にさきがけて提供していました。  

「 (Master'sONE IP-VPNは)従来のネットワークコストに比べ、その安さは明白でした」と鈴木さま。NTTPCコミュニケーションズからの提案は、拠点間距離の長い北海道支店と主要拠点の大阪支店をBフレッツ回線、その他の各拠点をフレッツ・ADSLのアクセス回線を導入し、本社センターとの通信はメガデータネッツをアクセス回線に使うというものでした (図2)。

この提案による試算では、各拠点のIP-VPN回線、インターネット回線、プロバイダ料金のすべてを合計しても、約50万円超と従来のネットワークコストのほぼ半額となりました。しかも拠点からのアクセスは、従来は128kbpsでしかなかったものが、ベストエフォートとはいえ一気に最大12Mbps (下り方向)までの高速化が図れました。圧倒的なコスト差削減と高速化が期待できるとあって、同社はネットワークのリプレースを決断しました。

全拠点のネットワーク切り替えを同時に、数十秒で完了

導入が決定し、ネットワークの構築をNTTPCコミュニケーションズが行っている間も、業務は従来のネットワークを通して行うことができました。およそ1ヶ月ほどで、NTTPCコミュニケーションズによる新しいネットワーク構成が出来上がりました。あとは従来ネットワークからの切り替えをするだけです。  「以前他社のIP-VPNに切り替える際は、システム担当者が全拠点に赴くなど非常に手間がかかったのですが、本システム構築においては、営業担当者のサポートもありスムーズに移行ができました、実際切り替えにかかった時間は数十秒でしたね」 と鈴木さま。NTTPCコミュニケーションズではネットワークを稼働中のネットワークとは別に構築、ルーターのIPアドレスを合わせてケーブルを差し替えるだけで、新しいネットワークを即座に利用できるように設定していたからです。

拠点間のやり取りがスムーズに。運用管理の手間も軽減

「このネットワークのリプレースにより、まずは業務がスムーズに運ぶようになったことがうれしいですね」と鈴木さま。通信の頻度と転送ファイルのサイズが増大するなかで、増速の効果はすぐに表れました。各拠点間のコミュニケーションはさらに快適かつタイムリーに行えるようになり、新たにグループウェアサーバーを導入し、活発な情報共有を実施するほどに、よく利用されるようになりました。  またもう1つの大きなメリットとして、鈴木さまは「運用管理の手間の削減」を指摘します。運用管理の手間の大部分はトラブル対応です。「しかし、 NTTPCコミュニケーションズなら、障害切り分けも含めて一括管理してくれます。地方拠点でトラブルが生じるケースが多いので、対応をすべてNTTPCコミュニケーションズへお任せできるのがありがたい」と鈴木さま。ただでさえ忙しい運用管理技術者の手を、余計なことにわずらわせない効果もあるようです。

今後の展開 今後は各拠点をBフレッツ対応に。センター拠点はさらに広帯域に。

機能面では現在のネットワークにおおむね満足している同社ですが、「スムーズな通信に慣れれば慣れるほど、より速い回線が欲しくなります」と鈴木さま。今後は現在ADSLを利用している拠点に対し、Bフレッツへの移行を進めていきたい考えです。また、本社センターからのアクセス回線は、より広帯域で可用性も高いイーサアクセスなどの選択肢を検討しているとのこと。今後もコストをにらみながら、より快適に利用できるネットワークへの進化が進みそうです。

日本防蝕工業株式会社

〒144-8555 東京都大田区南蒲田1-21-12 昭和ビル7F

防食技術の一つである「電気防食」のパイオニアとして、昭和26年の創立以来、50年以上にわたって、鉄構造物の防食設計・施行・管理、防食関連製品を生産。

URL: http://www.nitibo.co.jp/

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